〜テルミット反応その2〜
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テルミット反応については以前もやったよね。原理とか基本的なことはこっちに書いてあるから見てない人は見ておくことをオススメする。↓
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前回と異なる点は、前回は酸化鉄を還元させたのに対して、今回はその代わりに酸化銅(U)と酸化クロム(V)を使ってみた。 |
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そして、アルミニウムと酸化クロム(V)を混ぜて、すりつぶす。酸化鉄と混ぜると赤になったのに対して、今回は緑である。 |
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酸化銅(U)も同じ要領ですりつぶす。しかし、すりつぶす行程で中一の後輩が皿に水を混ぜてしまったのだ!(^^;) 怒るに怒れなかった。なんせ俺はやさしいからぁぁぁぁぁぁぁ! |
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そんでもって前回と同様、屋外に出て実験。同様に、導線としてマグネシウムリボンを使用する。 |
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写真のように平らな石などに粉末をのせるといいかも。 |
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これが酸化銅(U)のテルミット反応。中一が水を入れたせいなのかは知らないけど、火力が弱かった。まあこんな事があってもいいだろう。 |
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こちらが酸化クロム(V)の様子である。周りも暗くなってしまって写真もごらんの有様だが、こちらは見事に成功した。 |
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では最後に原理を説明しよう。まあ化学式どうりなのだが。酸化クロム(U)も酸化銅(V)も還元されているのが分かるだろう。この技術は鉄などの金属の溶接として工業的に利用されている。 |
(大きい)K>Ca>Na>Mg>Al>Zn>Fe>(Cr)>Ni>Sn>Pb>H>Cu>Hg>Ag>Pt>Au(小さい) |
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理系のみなさんなら知っている(知らなきゃいけない)イオン化傾向の順序です。まあ有名な語呂合わせで「借りようかな、まああてにすんな、ひどすぎる借金」ていうのがありますよね。クロムは普通この語呂合わせに入っていないので、調べて付け足しておきました。テルミット反応において、この順序は重要なのです。アルミニウムとその金属化合物との金属イオン化傾向の差が大きいほど、多量の熱を発生するのです。つまりこの実験の理想としては、鉄よりも、銅の方が多量の熱を発生するのでもっと激しい反応を見ることができる予定だったのですが、イマイチだったようです。 |