〜ミラクル合金を溶かそう〜

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合金とは、金属元素に他の金属元素や非金属元素を桑エア金属のこと。ブリキとか、トタンとか、はんだとかが合金の一例だ。合金についての実験は以前にもやった。真鍮を作る錬金術なる物だ。

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今回は市販のミラクル合金キットというのを買って実験をした。この合金は融点が下がるような金属が加えられていて、なんと約79℃で溶けてしまう合金なんだとか。このようにスズの融点(231,9℃)より融点が低い合金の事を易融合金(いゆうごうきん)という。

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実験の手順自体は極めて簡単。キットに入っている金属を写真みたいに湯煎するだけである。そうすると融点が低いのですぐに溶ける。

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十数分あまりで見事に溶けた。液体の状態の金属である。ちなみに、この合金にはビスマス、スズ、インジウムという三つの金属が含まれているようだ。(説明書より)低い融点の金属を合わせることより融点の低い金属ができたのであろう。実際はビスマスをベースとしたインジウムとスズの結晶の混合物が原子の結合を弱めるため融点が下がるようだ。

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余談だが、これは骨氏が先生から勝手に拝借した本物の水銀である。ジャム瓶ほどの入れ物に入っていたが、ずっしりと重かった。

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ミラクル合金セットには溶かした金属を流し込むおまけの粘土の型が合ったのでやってみたが全然うまくできなかった。星形の金属を作ろうとしたが、できたのはアルミホイルのゴミみたいな物だった

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