〜ヨウ素の昇華実験〜

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中学生、または小学生でも知っている昇華。昇華とは気体が固体に、または固体が気体に変化する現象のことだ。

 

用意するものはヨウ素、丸底フラスコ、ビーカー、三脚、金網、熱するものなど、写真のように装置を作ればいい。「

 

化学Uの授業でヨウ素の昇華の仕組みを詳しく教えてもらったとき、とてもそうだったのかと思わず関心して印象に残ったので、我慢できずに実験することにした。

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まずは、冷水を丸底フラスコに満たし、ビーカーの中にヨウ素を入れる。そうしたら、後は熱するのみ。

 

熱せられた固体のヨウ素は昇華して気体になるが、ビーカーの冷水によって冷やされ、再び固体に戻る。

 

紫の気体は、昇華したヨウ素である。

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キラキラした粒がビーカーの表面に付着しているのが確認できるだろうか。これは、気体が昇華して固体に戻ったヨウ素である。

 

ヨウ素の昇華っていうのはこんな風にキラキラしていて模様が花のようだから、華という字が使われて昇華というのだそうだ。

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とても見にくいが丸底フラスコの底に固体のヨウ素が付着しているのが確認できる。

 

 

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汚くてすいません。ヨウ素の原子同士は、共有結合という強い力でくっついていますが、ヨウ素の分子同士は分子間力という弱い力でくっついています。この弱い分子間力で緩くくっついているものが固体のヨウ素です。今回の実験では、加熱することによって、分子間力の結合がちぎれて、ヨウ素は固体から気体へ昇華しました。

 

俺はこの原理を改めて知って、ほぉーと関心してしまいました。

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