〜人工イクラ〜

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みんなも小学校でやったこともあるかもしれない人工イクラ。ちょっと科学的に作ってみた。まずは、アルギン酸ナトリウム、塩化カルシウム、食紅を用意する。

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今回はいろんな色の食紅を用意したよ^^

 

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まずは500mlのペットボトルに水を半分ほど入れてアルギン酸ナトリウムを小さじ1、2杯入れてアルギン酸ナトリウム水溶液を作る。アルギン酸ナトリウムは水に難溶なので根気よく振って溶かそう。

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そんなめんどくさい作業は後輩にやってもらったとして、各種食紅でいろんな色の溶液を作ろう。作り方は先ほど作ったアルギン酸ナトリウム水溶液を各種ビーカーに分けた後、各種食紅を耳かき半分ほど入れて、溶かす。これでイクラの元は完成。

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写真取り忘れちゃったけど、水に塩化カルシウムを溶かして、10%塩化カルシウム水溶液を作る。そこにさっきの着色したアルギン酸水溶液をスポイトで塩化カルシウム水溶液に滴下すると、イクラが出来る。写真は後輩たちが遊んだ後に出来たイクラ地獄絵図である。つぶすとイクラみたいにぷちっとなる。

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イクラを取っておいて、次の日になって見てみたら、色が抜けていた。表面の着色量が抜けたようだ。

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というか、人工イクラって全然イクラっぽくない。と思っていたのだけれど、でもこの実験が人工イクラと呼ばれる理由があった。アルギン酸ナトリウムは、塩化カルシウムにふれるとアルギン酸カルシウムに変化する。このアルギン酸カルシウムは不溶(水に溶けない)のため水溶液中でイクラのようにゲルの膜を作る。これが人工イクラの正体である。

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